電動式中型卓上穿孔機 改良
  卓上ボール盤の上がり勝手を解除

電動式中型卓上穿孔機 改良
ボール盤はオランダ語(boor-bank)が語源だとは知らなかった。

普通、ボール盤はハンドルから手を離すと主軸が自動的に上りきる"上がり勝手"にされています。





 巻き上げ用スプリング
この中にゼンマイ見たいなスプリングが入っていて、それでハンドル軸を介して主軸を上方に上げています。

穴あけだけなら"上り勝手"でも良いのですが、タップのガイド等に使いたい時は"下がり勝手"の方が都合が良い場合があります



 スプリング撤去
M10のナットを外すと、カバー毎スプリングが外せます。このままではハンドル軸が抜けてくるので、カバーの隙間分にワッシャーを2枚噛ませてナットを締め込んでおきます。



 下がり勝手
巻き上げのテンションが無くなったので、主軸はフリー状態で下がり切る "下がり勝手"になっています。このままでは穴あけに使い難いので、ちょっとひと工夫。

手前のハンドルの赤丸のキャップ(?)を外します。



 錘を付ける
ハンドル棒には、キャップ側にもM8のネジが切られていたので、太丸鉄棒に穴をあけM8のタップを切った物を錘として取り付けます。

今、錘は手前側にあるので主軸には下向き(左回り)のテンションがかかっています。




 ハンドルを廻すと・・・
ハンドルを右に回して主軸を上げて行くと、錘は上死点ではどちら向きにもテンションは掛けていません。



 さらに・・・
ハンドルを錘の上死点より右に回して行くと、今度は向こう側に行って巻き上げの方(右回り)にテンションを掛けてくれます。

これで"上り勝手"・"下がり勝手"のどちらとしても使えます。


お品書





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